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本を片手に

見たもの、感じたことの記録です

名探偵ポワロ:黄色いアイリス

レストラン「白鳥の庭」がロンドンにオープンすることを

ヘイスティングスから聞き、

直後にミス・レモンがポストに入っていた

黄色いアイリスを手にやって来る。

それは2年前の未解決事件を思い出すものだった。

黄色いアイリスを「警告」ではなく、

「誰かが助けを求めている」と考え、再び捜査に乗り出す。

 

 

 

✩✩✩✩

冒頭は2年前の事件について2人に語るところから始まる。

事件現場となったのは、ブエノスアイレスにある

レストラン「白鳥の庭」。

ポワロはちょうどその場に居合わせたにもかかわらず

事件を解決できなかった。

それは、ポワロがスパイ容疑で逮捕されたから。

関わっていたのに結局何もできなかったのは

さぞかし無念だっただろうな~。

当時のメンバーの会食にポワロも参加し、

2年前の事件と今回の事件の真相を解き明かす。

 

皆が注意を払わない人に成りすましたら

犯行がやりやすい、というのは以前の事件でも出てきましたね。

しかし、イマイチはっきりとした証拠は無かったような・・・。

 

ポワロの朝食は均等に切り分けたトースト

(それか小さいクラッカーかな?)+ジャムに紅茶。

しかも皿にも均等に並べられてる。

あれじゃ絶対お腹空くわ~。

これに関してはヘイスティングスの言う通りだと思う。

 

ラスト、文句を言いつつもフィッシュ&チップスを

パクパク食べるポワロが可愛い。

(どうやら気に入ったようです・・・(笑))

名探偵ポワロ:スペイン櫃の秘密

あらすじ(AXNミステリーから引用)

ポワロはオペラ劇場で旧知のレディ・チャタートンに、友人のクレイトン夫人が夫に命を狙われているらしいと言われた。ポワロは様子を探りにクレイトン夫妻が出席するパーティに出掛ける。だが、クレイトン氏は急な仕事で欠席。翌日、彼は死体で発見される。

 

ダンスが苦手なポワロ、

真顔で踊っているのが面白い。

 

今回目を引いた小道具は、ポワロの使ってた携帯灰皿。

小さなハート型でビジューがついてて綺麗。

いつでもお洒落な人だ。

 

海外ドラマは小物もそうだけど、

建物も見てて楽しいんだよな~。

今回の体育館も美しかったです。

 

 

<以下ネタバレ含む>

ポワロも参加したパーティの裏で起こった事件。

冒頭の昔の決闘シーンから

伏線が張り巡らされてたんですね。

この事件の鍵も実は・・・。

 

しかし、あの殺害方法で大丈夫なのか?

かなり運が必要になると思うんだけど。

確実に殺せる保証なんてないし。

命が助かる可能性もあるわけで・・・。

犯人は中の状態が分からないまま

(被害者がどういう体勢でいるのか分からないまま)

1回で殺さなきゃいけないし。

よく成功したなと思う。むしろ凄い。

ただ、見てるだけで痛いことは分かった。

衝撃的な方法でした。

 

背景としてはよくある三角関係ですが、

トリックはなかなか面白かったです。

 

最初にポワロを紹介したレディ・チャタートン、

最後も出てくるものだと思ってたのに

全然出てこなくてちょっと残念。

結構好きだったのにな。

ペナンブラ氏の24時間書店/ロビン・スローン

2月に文庫になったんですね。

私が読んだのはハードカバーの方。

 

この本はジャケ買いでした。

表紙の梯子付きの髙い本棚、

棚いっぱいに詰まった本に惹かれて購入。

 

主人公は失業中の青年クレイ。

散歩中にふとしたことから働くことになったのは

まったく繁盛しているようには見えないのに

24時間営業している本屋。

店は2軒の店ををつなげて1軒にしてあり、

店の手前のエリアは普通の書店(ただし品揃えはバラバラ)。

奥にある部分(奥地蔵書)には暗号で書かれているらしい本

Google検索にも引っかからない本)が詰まっていて、

普通の本屋ではなさそう・・・。

しかも、店主のペナンブラ氏には

「絶対に中を見てはいけない」と言われている。

どうやら暗号で書かれているらしい。

クレイは友人たちの助けを借りて解読を試みる。

 

デジタルvsアナログの現代版の冒険物語。

GoogleとかTwitterとか出てくるので、

5年後、10年後に読んだらまた面白いかも。

 

500年前に作られた本に潜んでいる謎、

黒ローブの製本会員たち・・・。

もしかしたら、自分の身近にもこんな冒険が

転がっているのかもしれない。

気づいてないだけで。

ただ、暗号の解読結果はちょっと拍子抜けだったかな。

 

 

月夜のかかしと宝探し/シャロン・フィファー

アンティーク雑貨探偵シリーズの4作目。

 

2015年にジュディ・ガーランドの晩年を描いた舞台

「End of the Rainbow」を観にいったときに

休憩中に読んでて、本の中にもジュディが出てきて

ビックリ、ニヤニヤしてた思い出が。

 

フリーランスのピッカー(拾い屋)のジェーンは

週末になると早朝からセールを周り、

ヴィンテージからガラクタまで買い付けるのが常。

そんなジェーンが今回は自宅でガレージ・セールを開く。

しかし、実家から電話があり、何かとんでもないことが起こった様子。

これを受け、開始たった15分で終了することに。

どうやらジェーンが生まれ育った町、カンカキーの農園で

白骨が発見されたらしい。

プロの探偵として依頼を受けたジェーンは

真相解明の旅に出ることに・・・。

 

コージーミステリといえば、探偵役が

「素人であること」が特徴の1つですが、

ジェーンは元刑事の私立探偵に誘われ

もともとはピッカーでしたが、今回から

ピッカー兼私立探偵として活動を始めることに。

このパターンも珍しいですね。

 

聞いたことのあるガレージ・セールの他にも

ハウス・セール、エステート・セール、

ラメッジ・セールなど、あまり聞いたことのない

セールが出てきて面白い。

こういうのを巡ってみるのも楽しいかもしれない。

 

エステート・セールも検索してみたけど、

手に取って見たいものもいっぱい出てくる。

主催者も出品者も地元住民で、

しかも住民全員参加のティムの企画も面白そう。

 

アメリカのアンティークに詳しくなれるかも。

 

 

厨房のちいさな名探偵/ジュリー・ハイジー

大統領の料理人シリーズ第1弾。

 

普段なかなか見ることのできない、

ホワイトハウスの厨房の中を見れる面白いシリーズ。

 

主人公はホワイトハウスの厨房でアシスタント・シェフとして働くオリー。

ある日、ホワイトハウスの敷地内に侵入者が。

たまたまそこに居合わせたオリーが、持っていたフライパンで男を打ちのめしたことをきっかけに深みにはまり、命を狙われることに。

 

オリー:アシスタント・シェフ

ヘンリー:エグゼクティブ・シェフ

マルセル:エグゼクティブ・ペイストリー・シェフ

シアン:アシスタント・シェフ

バッキー:アシスタント・シェフ

厨房の常勤スタッフは5人。

国賓晩餐会があるときは20人くらいになるようです。

 

他のシリーズ同様に軽く読めると思って読み始めたら

ハラハラドキドキの連続で、思いのほかサスペンスで面白かった。

読み始めたら止まらない。

コージー、ではないかな。

 

ホワイトハウスの職員の日常生活とか

こういう対応も必要なんだな、とか見れて興味深い。

 

職場での人間関係とか、恋人との関係、

常に求められる臨機応変な対応、ライバルなど、考えることが多くて

悩みながらも奮闘するオリーに共感できる。

 

巻末レシピは公式行事の食事ではなく、

ファースト・ファミリーの日常の食事のレシピ15品。

プラム・ティーは偽りの乾杯/ローラ・チャイルズ

お茶と探偵シリーズ第15弾。

 

ドレイトンに超高級なワイナリーでの試飲パーティに招待されたセオドシア。

弦楽四重奏団が奏でる音楽、行き交うセレブ達、美味しい料理のなんとも豪華なパーティで。

しかし、新作ワインの完成披露の際に樽から出てきたのは、姿が見えなくなっていたワイナリーオーナーの息子だった。

オーナーと妻に依頼され、調査を開始することに。

 

今回はお茶よりもワインが多め。

このシリーズ読むと、家でお茶会も楽しそうだな~と思う。

自分でブレンド作ってみようか。

ワインとお茶の合同試飲会も面白そう。

 

ティーショップで開催されたお茶会は「ダウントン・アビーのお茶会」

メニューは

レディ・クローリーフルーツのトライフル

アプリコットのスコーンとミスタ・カーソンのクランペット

・カレー風味のチキン、キュウリとクリームチーズ、カニサラダ、スモークサーモンをはさんだフィンガーサンドイッチ

デザートにバンベリーのタルト、ショートブレッドヘリンボーン柄のフロスティングを施したカップケーキ

お茶はアッサム・ティーでした。

 

犬用にブレンドされたお茶があるんですね。

今回一番ビックリしました。

マンチューズ・ブレンドって言うんですって。

皮膚の状態をよくし、ストレス軽減、消化もいいそうです。

カリフォルニア・ティーハウスのサイトで購入できるようです。

お茶の世界、なかなか奥深い。

名探偵ポワロ:雲をつかむ死

ポワロもミス・マープルも、だいぶ前に見てたネロ・ウルフとかも

実はドラマは気付いたときに見てるけど、原作は一切読んでいない。

なので、原作と比較して~とかではなく純粋にドラマ版の感想を。

今までに見たやつもこれから少しづつ更新していく予定。

 

パリでテニス観戦を終え、知り合った著名人たちとロンドンへの帰途につくポワロ。乗り合わせた機内に黄蜂が飛び回り、やっと殺したが、後部席の婦人が首に黄蜂の毒針跡を残して息絶えていた。大空の旅客機という密室で起きた事件にポワロが捜査を開始する。 

 

飛行機に乗っても事件に遭遇するポワロ。

ただ、ポワロが寝ている間の犯行で、事件について何も言及できない。

今回はスチュワーデスを助手にして調査を開始。

なかなか優秀な助手だったようで。

何かときれいなマダムと出歩くことが多いな。

 

この時代の男子テニスのユニフォームはシャツ、長ズボンで仕事中みたいな服で試合するのね。

動きやすいのかな。

ポワロが使ってる道具がいちいちオシャレでそういうのを探しながら見るのも面白い。

テニス観戦のときに使ってるステッキは望遠鏡付き。

舞台鑑賞のときとかにも使ってるね。

 

機内ではそこに荷物置いてるのねとか、警察のオフィスとか、知らない時代のものは文字で読むのも楽しいけど、映像で見ると雰囲気が掴めて分かりやすい。

 

乗客の手荷物検査で「これ犯行に使えるよな~」とか思ってたら本当にそうだった。

飛行機内で本当に吹き矢で殺せるか確認する場面で、実際に試してみて乗客に奇異な目で見られるポワロが面白い。

 

面白いといえば、イギリス警察vsフランス警察の構図も。

ジャップ警部に電話からデスクから乗っ取られて

お互いに容疑者に逃げられたね、とかあいつらは使えないとか。

 

最後、種明かしの時に出てきた冒頭のシーンを見て、

そういえば、こんなシーンあったな。すっかり忘れてたよ。

だから顔までは映ってなかったのか。なるほどね~。

確かにどこかで見たことある顔な気がしたけど、思い出せなかった。

あのシーンもこのシーンも、映ってるような映ってないような感じで。

ただあの吹き矢、さすがにこれはバレるだろ~。あ、成功しちゃうんだ・・・

とは思ったけど。

 

事件解決後、いつ頃から疑っていたのか、とか

せっかくだからフランス料理でも食べよう、とか

ジャップ警部とポワロの会話がドロドロした殺人事件の雰囲気を和ませてくれていい。

 

しかし、読みたい本も見たいドラマも観たい舞台も多すぎる。

まあ、それが楽しいのだけれど。