休暇のシェフは故郷へ帰る/ジュリー・ハイジー
オリーは夏の休暇中に恋人のギャヴと共に母親の家を訪れる。
そこで聞かされたのは、今まであまり知らされてこなかった父親のこと。
銃で殺害された上に、犯人もまだ捕まっていないとは。
しかも不名誉除隊になっていたにも関わらず、アーリントン墓地に埋葬されていた。
なぜ、そんなことができたのか。オリーはギャヴの力を借りて父の死の真相を探り始める。
✩✩✩✩
今回は珍しく死人の出てこない作品(過去には出てくるけど)。
休暇といっても、オリーは相変わらず忙しそうです。
父の真相を調べたり、ジョシュアに料理を教えたり、ジョシュアをフード・エキスポに連れて行ったり・・・。
ジョシュアの為なら、と結局ホワイトハウスに出勤しちゃうのね。
まあ、確かに可愛いけど。
一緒に事件に遭遇してから、サージェントとの関係性が少し変わってきてて面白い。
そんなサージェントにまさかの展開が!
ニヤニヤが止まりません( ´▽`)
英語版はあと3冊かな。
新しい総務部長も決まったし、オリーとギャヴの関係も進展したし、これからも楽しみです。
名探偵ポワロ:エンドハウスの怪事件
ポワロとヘイスティングスは休暇で海辺の街、セント・ルーを訪れる。二人はホテルで、エンドハウスに住むニックに会う。彼女は最近三度も事故に遭っているらしい。
ニックが去ったあと、彼女が忘れていった帽子を見ると穴が空いており、近くには銃弾が落ちていた。
✩✩✩✩
ニックとマギーの吹き替え版の声が高い・・・。
本人の声は低めのハスキー声でいい感じなのに(*_*)
何か違和感。
いちいち言葉を挟もうとするのがウザイ(笑)
今回のポワロさんの無茶ぶりは、交霊会。
有能なミス・レモンも、これにはさすがに動揺。
それでも逃げられはしないので、仕方なく交霊開始。
・・・結構ノリノリじゃないですか(°д°)
一点を見つめていたかと思ったら、徐々に目を見開いたりするし。
ニックとフレディは親友らしいけど、全くそんな風には見えなかったな。
あまり仲良くなさそうな感じ。
これ、一度見たあとにもう一回見ると面白い。
割と最初の方で「大嘘つき」って言ってたし。
最初見たときは交霊会のシーンがホラーっぽいと思ったけど、話が分かってから見ると面白すぎる(笑)
本当に霊媒師の雰囲気を醸し出してるし、さすが。
ポワロも満足そうです。
今回は面白いシーンが散りばめられていて楽しい。
「この卵は食べられません。サイズが違いすぎます」のシーンとか、ジャップ警部が浜辺で部下に指示を出しながら、海に足ベチョって入ってすごすごと戻ってくるところとか。
ラストも四人の会話が和やかで楽しそうで可愛らしい。
ヘイスティングス「僕の灰色の脳細胞はもう壊れているから」って、自覚はあるんだな。
久しぶりのポワロはやっぱり面白かったです(・∀・)
【メモ】
peril:(差し迫った)危険
TENTH 1週目
公演期間の後半は三日連続で見に行った「TENTH」の諸々。
1週目、一幕はNext to Normal
初演見に行ったけど、あの時はあまりピンときてなくて。
セットは覚えてるけど、正直「ヘンリーとか居たっけ?」とか思ってて自分でもちょっと不安に思ってた。
でも今回ダイジェスト版とはいえズシッときたし、かなり面白かった。
ので、書きましたよ、アンケート。
ぜひ、初演キャスト+今回のキャストでフルバージョンで上演して欲しい。
そしてAmazonで本も買う。
二幕はジャージー・ボーイズとか見てない作品が多かったけど、みなさん歌唱力高いのでそれはそれで楽しかった(・∀・)
まあ、知ってる方が楽しいんだろうけど。
トークの腕がずば抜けている人が多いのも楽しかったです。
伊礼彼方さんの曲紹介「君の恋に瞳してる」とかね。
こけら落とし公演に出てたのはTENTHの全出演者の中でニーロさんだけ、とか。
一番最初に楽屋入りしたのも震災の時にクリエにいたのもニーロさん、とか。
一幕も二幕も、歌もトークも大活躍で、いろんな意味で「新納劇場」でした。
ウェディング・シンガーコーナーのトークがノー打ち合わせで毎回違って面白かった!
なので是非とも、みんな大好き新納さん×彩吹さんでトークショーやってほしい(笑)
絶対行くのに。
再々演のとき行ったけど、客席のテンションがかなり高かった公演でした。
あんなにテンション高かった公演他にない。
当日券が当たって中に入ったら五列目とかの前方席。
周りとか後ろからの熱気が凄まじかったのをはっきり覚えてる。
なんかもう、劇場中がキラッキラしてたよ。
ファイナルとか言ってたし積極的にアンケート書く方じゃなかったけど、やっぱりあの時書けばよかったな~。
サントラ買って聞きまくってる程に楽しい作品でした。
今回チャンスをもらったので、こちらもアンケートに記入。
N2Nとウェディング・シンガーは再演して欲しい。
「また見たい」と思った作品は積極的に言っていかないとな。
Japanese Musical 戯伝写楽2018
1/16 18:30公演。
8年前に上演していた舞台の再演になるのかな。
私は今回が初見でした。
たった10か月で145余の作品を残し、突然姿を消した浮世絵師・東洲斎写楽。「実は写楽は女だった」という解釈で写楽の謎に迫りつつ、喜多川歌麿、十返舎一九、葛飾北斎など寛政時代に生きた芸術家たちを描いたミュージカル。
<あらすじ>
斎藤十朗兵衛は絵で身を立てようと版元の蔦屋重三郎、絵師の喜多川歌麿、狂歌師の大田南畝の酒席に乗り込むが、絵の才能は無いと断じられてしまう。
町中で騒ぎを起こした十朗兵衛はツレの与七と共に逃げるが、喧嘩の最中似顔絵を描いていた娘も付いてきてしまう。
彼女はおせいと名乗り、旅をしながら絵を描いているという。
おせいの絵は今まで見たこともない魅力のある絵だった。
この絵で一儲けできるかもしれないと考えた十朗兵衛は、蔦屋へ絵を持ち込む。
一目見て気に入った蔦屋は身代をかけて絵を売り出すことに決める。
画号を東洲斎写楽とし、一番の売れっ子にしようと考える蔦屋。
蔦屋の思惑通り、写楽の絵は江戸中で賛否両論を巻き起こし評価も高まっていくが・・・
「ジャパニーズ・ミュージカル」ですが、ナンバーはバラードあり、アップテンポありでバラエティ豊か。
ついつい、ハンドマイクで歌い踊るなっちゃん(大月さゆ氏)に目がいってしまいます。
すごいメンバーの中、主役の十朗兵衛には芸術の才能がまるでないのも面白い。
人が好くて優しい、言動が適当でもどこか憎めない感じがピッタリでした。
おせい役の中川翔子さん。
DVDでは見たことがあるけど、生で見るのは初めてかな。
絵が大好きで、根を詰めている自覚が無い、没頭してのめり込む姿がガッチリ嵌っててイイ。
ご本人にもリンクする部分があるんだろうな。
くるくる表情が変わって、面白がるポイントが人とは違っていて、でもつい目がいってしまう。そんなおせい役でした。
歌麿役の小西さん。
この人の舞台での立ち姿とか、声質が好きなんだよな~。
立ってるだけで何かエロい。
あと手が綺麗。
歌麿のソロ、どなたかが「ムード歌謡ショー」と言っていたけど、本当にそうだった(笑)
立ち姿といい、ブルーの照明といい。
鉄蔵(葛飾北斎)役の山崎さん。
声を聞くと崩壊シリーズを思い出して困る。
そのままを見ているのではなく、「自分が見たいもの」を見ている様にドキッとした。
与七(十返舎一九)はWキャストで栗山航さんバージョン。
股引がジーンズなのね。
物語の後半、おせいがある事に取り憑かれていくところ、十朗兵衛は表現する側の人間じゃないから理解できないけど、十返舎一九には分かるんだよね。
だから「行きたいなら行こうよ」と言える。
文章や絵、何かを表現する人には刺さるんじゃないかなと思います。
東京芸術劇場プレイハウスで28日まで。
2018年観劇始め
新年一発目は「TENTH」から。
シアタークリエ10周年の記念コンサート。
これまでクリエで上演された舞台に出演した俳優たちが登場。
今までの10年間の作品の中から歌い綴ります。
1/5 13:30公演。
入口にある10周年パネルは続々とサインが入っているようですが、人が多すぎて見れる気がしない・・・。
人ごみを避けて地下から行っちゃうしなー。
どうしようかな。
一幕は10周年記念ダイジェスト公演で、クリエで初演された作品を一時間にまとめて週替わりで三作品。
一週目はNext to Normalダイジェスト。
思いのほかガッツリやってくれて、しっかり一本見た感じ。
曲は短縮はされてるけど、カットはされていないようです。
ダイジェストでもウルッときたし、あちこちからすすり泣きも聞こえてきたし。
結構ズッシリきますね。これ、本編見たくなるやつ。
再演してくれないかな~。
次見るときは衣装と照明の色の変化も確認したい。
青、赤、紫ね。
席の関係かもしれないけど、歌詞が何言ってるか分からない部分があったのは残念。
スピーカー前でビクってなるし。
次回は後ろの方だからどうなるか楽しみです。
二幕は雰囲気がガラッと変わって楽しくノリノリで。
一番の目当ては彩吹さん。
衣装が「可愛い!脚!」ってなった。
正月からガッツリ脚見られて眼福ですヽ(´▽`)/
「ウェディング・シンガー」からPop!とSaturday Night in the Cityを。
当日券も並んで通いまくった公演で、「そうそう、こんな歌詞だったな~」とか思いながら聴いてた。
久々にジョージにも会えたし。
(20分くらいでDr.maddenからジョージに早替え、ネイルまでやったのかΣ(゚д゚lll))
彩吹さんのトーク、ちょっとハラハラしてたけど途中からジョージ新納さん登場。
安心感・・・。
お二人の関西弁トーク、楽しかったです(・∀・)
初演は日生劇場で再演からはクリエでの公演。
ウェディング・シンガーのような、ただただ楽しむ作品は日生よりクリエの方が合う、とかね。
二列目の席で表情も肉眼で見えたし、出演者に好きな人が多くて楽しいし、いい観劇始めでした♪
思い出したので追記。
サタデーナイトの最後、階段上がるとき
新納さんの手を両手で掴んでたの可愛かった(・∀・)
見間違いじゃないよね・・・?
席が端すぎて、はける時が見えなかったのがちょっと残念。
グラナダ・ホームズ:這う人
自然科学者プレスベリの令嬢イーデスは、深夜に何者かが3階の窓から覗いていたのを目撃し、気絶してしまう。恐怖を拭えない彼女は、婚約者でありプレスベリの秘書であるベネットを通じてホームズに捜査を依頼する。
同じ頃、動物園では大型のオス猿が盗まれる事件が続発していた。
✩✩✩✩
ストーリーが謎すぎる今回。ツッコミが追いつかない(笑)
医者なんですよね、コナン・ドイル。
これはこれでスリリングで面白かったけども。
猿の血を人間の体内に注入したら猿化して、屋敷の屋根や壁を這い回るシーンには「マジか!」と思ったよ。
まあ、表情も含めて演技はすごかったけど。
あのストーカーは怖いわ・・・。
毎回出てくるお茶のシーンは、見てるこちらも飲みたくなりますね。
テーブル・セッティングも美しいし。
あ、ダージリンがあったな。
たまにはゆっくり丁寧に淹れてみようかな。
ロシアン・ティーと皇帝の至宝/ローラ・チャイルズ
高級ジュエリー・ショーに出向いたセオドシア。そこで突然大きな音とともに車が突っ込んできた。展示ケースを壊して中の宝石を全て持ち去る犯人たち。
出席していたセオドシアの親友で宝石店オーナー、ブルックはこの事件で姪を亡くし、解決に力を貸して欲しいとセオドシアに頼む。
折しも、チャールストンではロシア皇帝が作らせたという「ファベルジェの卵」が展示される企画が上がっていた。
✩✩✩✩
今回はFBIが乗り出すほどの国際的な犯罪。
それでもセオドシアの暴走が止まらない。
相変わらずというか、危なっかしいというか、
やり過ぎというか、やり過ぎというか・・・。
ラストも何であれで安心できるのか謎だったし。
自分で行くと思ってたのにな~(゜д゜)
合間にほっと一息つける今回のお茶会は、「デヴォンシャー公爵夫人のお茶会」「ロマノフ朝のお茶会」「フル・モンティのお茶会」の三つ。
一週間に三回開催は大変だわ。
フル・モンティの由来の説明とかもあって
聞いたことがあってもよく知らないこと
まだまだ多いな~。
よく出てくるハイボーイ型チェストとかも調べてみよう。
【メモ】
・周章狼狽:非常に慌てうろたえること
「周章」も「狼狽」も慌てる意。