本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

月夜のかかしと宝探し/シャロン・フィファー

アンティーク雑貨探偵シリーズの4作目。

 

2015年にジュディ・ガーランドの晩年を描いた舞台

「End of the Rainbow」を観にいったときに

休憩中に読んでて、本の中にもジュディが出てきて

ビックリ、ニヤニヤしてた思い出が。

 

フリーランスのピッカー(拾い屋)のジェーンは

週末になると早朝からセールを周り、

ヴィンテージからガラクタまで買い付けるのが常。

そんなジェーンが今回は自宅でガレージ・セールを開く。

しかし、実家から電話があり、何かとんでもないことが起こった様子。

これを受け、開始たった15分で終了することに。

どうやらジェーンが生まれ育った町、カンカキーの農園で

白骨が発見されたらしい。

プロの探偵として依頼を受けたジェーンは

真相解明の旅に出ることに・・・。

 

コージーミステリといえば、探偵役が

「素人であること」が特徴の1つですが、

ジェーンは元刑事の私立探偵に誘われ

もともとはピッカーでしたが、今回から

ピッカー兼私立探偵として活動を始めることに。

このパターンも珍しいですね。

 

聞いたことのあるガレージ・セールの他にも

ハウス・セール、エステート・セール、

ラメッジ・セールなど、あまり聞いたことのない

セールが出てきて面白い。

こういうのを巡ってみるのも楽しいかもしれない。

 

エステート・セールも検索してみたけど、

手に取って見たいものもいっぱい出てくる。

主催者も出品者も地元住民で、

しかも住民全員参加のティムの企画も面白そう。

 

アメリカのアンティークに詳しくなれるかも。