本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

ペナンブラ氏の24時間書店/ロビン・スローン

2月に文庫になったんですね。

私が読んだのはハードカバーの方。

 

この本はジャケ買いでした。

表紙の梯子付きの髙い本棚、

棚いっぱいに詰まった本に惹かれて購入。

 

主人公は失業中の青年クレイ。

散歩中にふとしたことから働くことになったのは

まったく繁盛しているようには見えないのに

24時間営業している本屋。

店は2軒の店ををつなげて1軒にしてあり、

店の手前のエリアは普通の書店(ただし品揃えはバラバラ)。

奥にある部分(奥地蔵書)には暗号で書かれているらしい本

Google検索にも引っかからない本)が詰まっていて、

普通の本屋ではなさそう・・・。

しかも、店主のペナンブラ氏には

「絶対に中を見てはいけない」と言われている。

どうやら暗号で書かれているらしい。

クレイは友人たちの助けを借りて解読を試みる。

 

デジタルvsアナログの現代版の冒険物語。

GoogleとかTwitterとか出てくるので、

5年後、10年後に読んだらまた面白いかも。

 

500年前に作られた本に潜んでいる謎、

黒ローブの製本会員たち・・・。

もしかしたら、自分の身近にもこんな冒険が

転がっているのかもしれない。

気づいてないだけで。

ただ、暗号の解読結果はちょっと拍子抜けだったかな。