本を片手に

見たもの、感じたことの記録です

老人たちの生活と推理/コリン・ホルト・ソーヤー

高級老人ホーム<海の上のカムデン>から砂浜に降りる階段の下で、元図書館司書のスイーティーの死体が発見された。

彼女は<カムデン>の入居者の中で最もおとなしく、人畜無害な人だった。

彼女はなぜ死んだのか。

警察は役に立たないと判断した仲良し4人組みは自分たちの好奇心を満たすため、独自に調査を始めることに。

 

 

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舞台は高級老人ホームということで、登場人物もほとんどがお年寄り。

 

探偵役も70代の未亡人たち。

アンジェラ:故提督夫人、辛辣な発言で友達が少ない小柄な老婦人。

キャレドニア:故提督夫人、アンジェラとは対照的で、体は縦横に大きく、おおらかな心を持つ老婦人。

ナンシー(ナン):元女優。歯科医の夫は終身介護を受けている。陽気な老婦人。

ステラ:故銀行家夫人、無口で上品な雰囲気を持つ老婦人。

 

毎日同じことの繰り返しで、退屈な日々に突然起こった事件。

調べてみると、誰もが物静かだと思っていた被害者が実は影でみんなを馬鹿にしていたらしい。

 

人の忠告も聞かず、勝手に被害者の部屋に入って本棚やら引き出しの中を探り、マーティネス警部補も部下のスワンソンも振り回されてばかり。

かなり活動的なおばあちゃんたちで、あっちこっち調べまわり、読んでるこっちはハラハラ。

彼女たち、私よりもフットワークが軽いな。

実際に身近にいたらちょっと・・・と思うけど。

素敵なおばあちゃんたち。

こんなふうに歳を重ねても好奇心を持って、心も体も元気に生きていけたら愉しいだろうな。

 

軽めのミステリーです。