本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

名探偵ポワロ:チョコレートの箱

ポワロの警察官時代の話。淡い恋の話もあります。

 

勲章を授与されたジャップ警部と共にブリュッセルに帰ったポワロ。久しぶりにかつての同僚と会うが、市長のサン・タラールはポワロに冷たくあたる。疑問に思うジャップ警部に過去の事件について語る。

 

当時、大臣だったポール・デラールが自宅で亡くなっていた。心不全との判定で病死として片付けられたが、ある女性が声をあげ、ポワロに依頼。上司に背いて調査を開始する。

 

 

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ブローチ、前から付けてましたね。色変わってるけど。

警察官の制服を着ているポワロは、今よりもスッキリして見える。ウエストのあたりが全然違っててビックリ。何でだ。

髪も変えてるし、今と昔を行き来してるとつい見てしまう。

髭と眉は当時から変わらず、あのまま。

この時がポワロの私立探偵としての初仕事。

侵入したり物色したり、いろいろやってます。

この時からの定番スタイルなのね。

 

勲章授与式のジャップ警部が緊張しているのが面白い。まあ、ポワロのおかげですけど。

「金の枝」って、オリーブの枝なんですね。ギリシャ神話から来ているそうです。

 

駅や街並みの美しい建物、美味しそうなチョコレート、俊敏な動きのポワロ、ほろ苦い恋の話などなど、見所が盛り沢山な回で面白かった。