本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

名探偵ポワロ:なぞの遺言書

ヘイスティングスとともに友人のアンドルー宅に滞在することになったポワロ。

アンドルーは遺言を書き換えようとしており、その執行人をポワロに依頼していた。友人の娘である、バイオレットに全財産を譲ることをポワロに告げる。その翌朝、彼が離れで死んでいるのが発見された。更に、10年前に書かれた遺言書も無くなっていた。

 

 

 

✩✩✩✩

ポワロとアンドルーは歯医者で一緒に親知らずを抜く、という地獄を戦った仲間だそうで。そんなんで仲間になるんですね。歯医者、昔から結構好きだったからな~。ポワロシリーズ、割と歯医者エピソード出てきますね。

 

今回は犯人は割とすぐわかったけど、登場人物の人間関係がややこしい。

10年前のエピソードから始まりますが、誰が親子で誰が夫なのか、はたまた使用人なのか大変分かりにくい。見直したら分かるかな。

今更ですが、私白人の顔を識別するのが苦手だな、と思う。

海外ドラマは好きでよく見ますが、いつも中盤くらいまで把握しきれていない人がいる。

 

犯行方法も、動機も微妙。

元看護婦だからって服の上から注射できるのかね。

相続するバイオレットと結婚するなら殺さなくていいのにね。

 

女性に学問はいらない、というのが当たり前の時代。

大学側が公式にやらないから、カンピオンが女子学生の卒業式を私的に行ってるのも、そこにポワロたちが参加しているのもイイ。印象的なシーンでした。