本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

名探偵ポワロ:もの言えぬ証人

ヘイスティングスの友人チャールズが水上レースで記録更新に挑む。

それを見に、田舎を訪れたポワロたち。

あとは田舎でゆっくり過ごそうと思っていたポワロだが、その晩、チャールズの叔母のエミリーが階段から転落。

一命をとりとめたが、ポワロがエミリーの元を訪れると、「故意に起きた事故である」という証拠を見つける。

その後、薬が効かないと別の医者にもらった薬を飲んだエミリーが死亡。

ポワロは捜査を開始する。

 

 

 

✩✩✩✩

相棒はヘイスティングスと、フォックステリアのボブ君。

「もの言えぬ証人」はボブのことですね。

エミリーが飼ってた犬ですが、言葉を話せないから犯人も気にしなかったのね。話せなくても教えることはできるけどね。

ぬいぐるみみたいで可愛い。大活躍です。

大活躍すぎて、今回はヘイスティングスの影が薄い。というか、あまり役に立ってない。

犬連れてどこでも行けるんだな~、と感心してみたり。

 

近所に住む変わり者のトリップ姉妹、30年前に亡くなった将軍の「お告げ」をみんなに伝える人たち。

お近づきにはなりたくないな、という感じ。

降霊会で「犯人はロバート」って。

誰だよ、と思ったらボブのことなんですね。

犬だけどね。

英語圏の愛称、聞いてもすぐに分からないな~。

ロバートの愛称がボブ、アナベラの愛称はベラとか。

分かりにくい・・・。

 

最後の種明かしで、犯人にビックリ。

夫に怯えてると思ってたからな~。

夫の方も高圧的で怪しかったし。

ポワロに詰められて態度が豹変するのもそうだけど、その時の目が怖い。

きっと虐待の話も嘘なんだろうな。

 

トリップ姉妹に犬を預かるのは無理、と言われてたけど

ポワロも降霊術を使って(使えることにして)、「お告げ」を伝え2人にボブを託して一件落着。

最後のボブと別れる時のポワロの顔が、「友人との別れ」という感じがしてせつない。

 

そういえば2人組(レーサーの兄妹)が押し入ってたけど、あれ、何で押し入ったんだっけ。