本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

クリスマスのシェフは命がけ/ジュリー・ハイジー

大統領の料理人シリーズ第2弾

 

今回はホリデイ・シーズン直前の、

一年で一番慌ただしい時期のホワイトハウス

主人公オリーはエグゼクティブ・シェフになって

初めてこの時期を迎えて大忙し。

オープニングセレモニーでは全国から送られてくる

子供たちが作ったジンジャーブレッド・マンが展示されることに。

セレモニー当日に向けて準備に追われる中、

ホワイトハウス内で爆弾騒ぎが発生。

全ての作業が中断され、遅れを取り戻さなければいけない時に

第二の爆弾騒ぎが起こり、オリーも事件に巻き込まれていく。

 

巻末は前菜レシピ集。

 

 

✩✩✩✩

皆もっとオリーに優しくすればいいのに、とたびたび思うんだけど。

毎回忙しいのに事件が起きるし、オリー結構しつこい時があるから、確かにイラつくだろうな~とは思うけど。

 

組み立て始めたら止まらなくなるマルセル。

ただでさえ忙しいのにねぇ。

まあ、夢中になってノってきたら周りが見えなくなるのも、止まらなくなるのもわかるけど。

やってる時は楽しいんだよね~。

その後気づくと、戻れなくなってたりね。

エグゼクティブ・ペイストリー・シェフだけどね。

こんな大作のジンジャー・ブレッドハウスは是非見てみたい。

 

厨房でフル回転のアグダの手際のよさが目に見えるよう。

こういう軽快なシーンは読んでて楽しい。

 

ショーンにギャビンにトム、無鉄砲だけどオリーは意外とモテるのね。

最後のシーンはちょっと寂しくなるね。

 

知らない世界、美味しい料理にサスペンス。

なかなか面白いですよ。