本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

絶品チキンを封印せよ/ジュリー・ハイジー

総料理長オリーの活躍4作目。

 

新しい大統領が誕生。今度の大統領には幼い子供もいる。ファーストファミリーに早く慣れてもらおうとするが、なかなかうまくいかない。そんな中、厨房で送り主が不明なチキンの箱を見つける。カードには「大統領の子供たちへ」と書いてあった。

しかし、出所不明の食材は使わないのがホワイトハウスのルール。子供たちから取り上げたオリーは、それにより大統領夫人から不興を買ってしまう。その後、チキンに毒が入っていたことが判明して・・・。

 

 

☆☆☆☆

オリーにとってエグゼクティブ・シェフとして初めての政権交代

今までよくしてくれた大統領夫人がホワイトハウスを去ります。

ちょっと寂しいですね・・・。

 

今回、話の通じない人が多くて読んでてイライラする。

皆してもう、なんなんだ。厄介な人多すぎでしょ。

そこでヘンリーが出てくると安心する。

 

本当は違うのに、違うとは言えない。白い目で見られるし、歯痒いでしょうね。

それでも常にファーストファミリーの安全を最優先に行動するオリーがステキです。

場所を考えれば、当たり前な気もしますが。

前回出てきたあの人との関係も、ファーストファミリーとの関係も、これから面白くなっていきそう。次回も楽しみな終わり方でした。

 

以下余談。

オリーの携帯、あんなことになったのにラストでメールチェックしたのが携帯・・・?

あれはどこから来たんだろうか。

今まで出てこなかったけど2台持ちなのかな。

 

あとは犯人確保の辺り。

手首、足首を縛られて立った状態で、自分の左側に立ってる人の左膝裏を蹴る・・・。

多少紐が緩んでるとはいえ、出来ないと思うんだけど。不思議な状況ですね。

 

原文当たってみようかな。

 

【メモ】

・Buffalo (chicken) wings:唐揚げにした手羽料理。ニューヨーク州バッファロー発祥。

・Buffalo:(動・他)おどす、困らせる、だます