本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

殺しはノンカロリー/コリン・ホルト・ソーヤー

評判の美容スパで女性の死体が発見された。しかし、スパの社経営者ドロシーは警察の捜査を信用できない。そこで友人のアンジェラに相談し、解決して欲しいと依頼する。

さっそくアンジェラは渋るキャレドニアを伴い、利用客としてスパに潜入。真相を探ろうとする。

シリーズ第5弾。

 

 

✩✩✩✩

今度は住み慣れた<カムデン>を飛び出して美容スパでの探偵活動。一般客に紛れるため、利用するのはダイエット・プログラム。

スパにはシュミットさんを超える(かもしれない)程のシェフがいるようで、食事に関しては2人も大満足。

しかし、あのキャレドニアがプログラムに参加する訳が無い。自分ばかり参加して不満が募っているアンジェラとは逆に、堂々とサボって周辺を嗅ぎまわっています。

表紙の、トランポリンで飛び跳ねているキャレドニアが幸せそうで可愛らしい。

 

<カムデン>の登場人物には慣れたけど、スパのスタッフと利用客の名前を覚えるのが大変だった。「弁護士夫人」とか書き出しながら読んだ方がいいかも。

 

マーティネス警部補の魅力にやられるのは<カムデン>の人だけじゃないんだね~。と思ってたら、今回は他にも魅力的な男性が出てくる。あのマーティネス警部補が妬くほど。

今回はそんな警部補の新たな一面が垣間見れます。

一度手に取って確認したものを完璧に元に戻せる手を持っているらしい。ベッドカバーの襞も元通りにできるって、どういうこと?

まあ、それ以外はダメダメだったけど・・・。

 

キャレドニアのピンチに恋、新たな友情と今回も面白かったです。

みんなの名前を覚えるのは大変だったけど、最後にはこちらも寂しくなりますね。