名探偵ポワロ:鳩の中の猫
名門女子校のメドウバンクを訪れたポワロ。友人である校長から「次期校長の人選に悩んでいるため、暫く滞在して助言をして欲しい」と頼まれ滞在する。
そんな中、みんなから嫌われていた体育教師のスプリンガーが体育館で槍に突き刺されて死んでいた。さらにラマット国から来ていた王女が行方不明となる。
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冒頭、銃撃戦から始まって何の話か不思議に思いながらのスタート。
今回のポワロさんは、表彰式でスピーチ頼まれたり、後継者選びのお手伝い頼まれたり、女子校の授業を覗いたり(笑)してますが(しかもニンマリしてますが)、滞在中に殺人事件、誘拐事件、殺人未遂が起こってますけど大丈夫なんですかね・・・。
事件が起こって呼ばれたわけじゃないから、いいんですかね。
学校生活の中で教師陣と学生たちで対比になっていて面白いです。
好奇心の塊の学生たちは夜中にみんなで部屋に集まって、ガールズトークを始めるのに対して、教師陣は秘めた憎しみ、嫉妬、プライドを抱えていて陰と陽がはっきり別れています。
ラマットとか、諜報員とか、革命とか正直どうでもよくなってきますね。
寮母さんがけっこう好きです。
あの距離から槍投げて人を殺せるんですね~。
犯人ながら身体能力が素晴らしいです。
若い時からあれくらい出来ないと、やっていけないんでしょうかね。
謎解き、なかなか犯人を言わないポワロにイライラ。
関係ない話はいいから、はーやーくー!ってなる。
早送りしたくなりますね。
「王女の身代わりになってどこかに乗り込む」って「貧乏お嬢さま、古書店へ行く(リース・ボウエン)」を思い出した。
あれはドイツだったかな。
最後のジュリアへのプレゼントが相変わらず粋です。
良いのかどうかは分からないけど。
というかダメだろうな、たぶん。