本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

グラナダ・ホームズ:青い紅玉

クリスマスシーズン。男たちがパブの外で喧嘩をしていた。通りかかった警官が止めに入ったが、なぜか被害者も含めて全員逃げてしまった。彼は落ちてた被害者の帽子とガチョウを拾い、ホームズの元に届けに来た。早めに食べたほうがいいと判断し、そのガチョウを警官に渡し、被害者には新しいガチョウを渡すことに。

しかし、家に帰った警官がガチョウを食べようとしたところ、胃の中から青い宝石が出てきたらしく、慌ててホームズに届けに来る。

 

 

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オープニングの、今までに宝石を手にしてきた人たちの映像がオシャレですね。

 

クリスマスプレゼントを買って帰ってきたワトソン。残された帽子を見て、サクサク小気味良く持ち主を推理を展開していく2人。

汗染みは運動不足の証らしい。

・・・そうなのか?

 

電話とガスが出てきてますね。少しずつ移り変わっているのも見ていて面白いです。服装史とかも面白そう。

 

帽子の持ち主を探すため、新聞に広告を出すホームズ。書物をしている時のホームズの横顔が美しいです。

広告を見てやってきた帽子の持ち主はベイカー氏。しかし、彼は宝石のことは知らないらしい。

 

ホームズの部屋もクリスマス仕様になってますね。赤いロウソクが点っていて、華やか。

 

ラストの宝石を盗んだ犯人を連れてきて経緯を聞くホームズ。宝石の出し方がマジシャンの様。ワトソンは不満そうでしたが、見逃すことに。愛と寛容の日ですからね。

しかし犯人、服装が変わると別人に見えますね。「こんな人だったっけ?」と思ってしまった。

 

事件を解決してやっとクリスマスの食事にありつけると思いきや、まだ無実の人を釈放していない。二人で警察へ駆けつけるけど、宝石を引き出しにしまってたよね。あれで釈放されるんだろうか。というか釈放されたけど。

手ぶらで行ったようだけど、何て言ったんでしょうね。

 

【メモ】

carbuncle:[病理] 癰(よう)、(頂部を丸くカットした)ざくろ石。

※語源は小さい石。

 

-uncle:指小名詞を作る。

※指小辞:「小さい」などの意味を加える接辞。bookletの「-let」とかですね。