本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

グラナダ・ホームズ:まだらの紐

早朝、ホームズの元へ怯えた女性ヘレンが訪ねてくる。母親の遺産を相続する彼女。しかし、結婚直前になって不可解な死を遂げた姉と同じ目に遭うのでは、と怯えていた。養父ロイロットにも内緒にしてベイカー街へ来ていた。

 

 

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真相を探るため、依頼者の姉の事件を調べることに。

 

養父が留守にしている間に二人でヘレンの屋敷を訪れます。

養父は豹とヒヒをペットとして庭で放し飼いにしているようで、何かありそうな人です。まあ、ヘレンが帰った直後にホームズの事務所を訪れて依頼内容を聞きたがる時点で怪しいですが・・・。

 

ヘレンの寝室、ロイロットの寝室を順に調べていきます。

この時代、通風孔って最新の設備だったんですね。でも、繋がってるのは外ではなく、隣のロイロットの部屋。

 

見て回っているうちに、だんだん事件の全体像が見えてきた様子のホームズ。ヘレンにこれからするべき事を指示して、屋敷の一角にある狩猟小屋で待機。ヘレンの合図でヘレンの寝室へ入り待ち構えます。ここからラストまで、緊張感が続きますね。息を殺して待機するホームズたち。見ているこちらも息を詰めてしまいます。

ここの撃退シーン、本編では直接的に描かれていませんが、エンドロールで流れています。これが素晴らしかったです!ビックリしましたよ。

 

そういえば、姉の死が不可解だって言ってたけど、噛まれた跡って残らないんですかね。