本を片手に

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グラナダ・ホームズ:ぶなの木屋敷の怪

女性専門の職業紹介所で、ルーキャッスルという男性から家庭教師として来て欲しいと言われたバイオレット。しかし、それには条件が付いていた。「長い髪を短く切るように、高額の給料を払う」と言われ受けるかどうか悩んでいた。そこでホームズに相談するが、結局受けることにし、何かあった際はホームズに連絡することになった。

 

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バイオレットが家庭教師として働く初日、屋敷に行くと気になることが次々と起こります。

主人が用意した青いドレスを着て窓に背を向けて座っていて欲しい、と言われ、その間主人が面白い話をしていた。しかし、それが2,3日続いたのでこっそり外を見ると、男性が立っているのが見えた。

また、屋敷の一角に鍵がかかって開かない扉があり、怖くなり戻ろうとしたら主人に見つかって注意される。

荷物をしまおうと引き出し開けたら切った髪が出てくるとか、ホラーすぎる。

ホームズに電報を打ち、助けを求めます。

 

バイオレットに話を聞き、だんだん事件が見えてきたホームズ。

主人の留守中に屋敷に向かい、誰かが幽閉されていると分かったホームズは強行突破します。

 

今回はホームズもワトソンもけっこう走っていますね。主人のルーキャッスルは怒って犬を放そうとしますが、結局自分が噛まれてしまいます。

 

幽閉されてたのはルーキャッスルの先妻の娘。謎の男はこの娘の恋人。母親の遺産を相続する彼女のお金に目がくらんだんですね。

犯罪の動機はいつの時代も変わらないな~。