本を片手に

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Glorious!

8/23公演

 

世界一オンチな実在の歌手、マダム・フローレンス・フォスター・ジェンキンスを主人公にしたコメディ作品。

 

1944年のニューヨーク。

ソプラノ歌手になる夢を諦めないフローレンスは、とあるきっかけでピアニストのコズメと出会う。

笑う程オンチな歌に驚きつつも、最初はお金のために仕事を引き受けるコズメ。しかし、彼女と過ごすうちにフローレンスの魅力に気づき始める。

時にバッシングされながらも夢に邁進する二人に、ある日カーネギーホールからオファーが来て・・・。

 

 

✩✩✩✩

劇場に入ってまず目に入るのは、舞台セット。中央の大きな花が華やかで可愛らしい。

 

マダムの篠井さん。見たのは初めてかな。

・・・と思ったら「ダブリンの鐘つきカビ人間」で見てた。DVDだけど。

ふわっと柔らかい雰囲気を感じる方。

マダムは清々しいまでの外しっぷり。だけど「人を楽しませたい」という心は感じて、帰りには脳内でリピート再生されてました。

 

ピアニストのコズメは、この舞台のストーリーテラーでもあり、客席から登場。

ラストの独白とか「End of the Rainbow」を思い出した。

劇場もクロスシアターだし。

 

彩吹さんは一人三役。

・メキシコ人家政婦のマリア

・マダムの友人のドロシー

・音楽愛好家でマダムに敵対するミセス・ヴェリンダー・ジェッジ

 

三役って聞いても特に不安には感じてなかったけど(ご本人がどうかは分かりませんが)、本当に三者三様で素晴らしかった。

私が一番刺さったのはドロシーかな。

 

ほかの方の感想見てたら、既に変化球が投げられているようで・・・。

これからどんな風に変わっていくのか楽しみです。

さっそくチケット追加したし(笑)

 

そういえば、舞台上にピアニストの方がいるのも新鮮でした(コンサートではなく舞台で)。一番最初にでてくるしね。コズメとの掛け合いも楽しかったです。

 

 

www.glorious-stage.com