本を片手に

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グラナダ・ホームズ:マスグレーブ家の儀式書

大学時代の友人で名門出身のマスグレーブに招待されたホームズ。その夜、執事のブラントンが姿を消した。執事は、マスグレーブ家に代々伝わる儀式書を夜中にこっそり見ていた。ホームズはその儀式書に何か隠されていると推理する。

 

 

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昔あった木の高さの64フィートの棒を作るのかと思ってたけど、そうだよね、そんな必要ないよね。6フィートで測って、あとは計算すればいいもんね。

フィートって言われてもイマイチピンと来ないし、「このくらい」っていうのも思いつかないけど。片足って言われてもね・・・。約30.48センチなのね。

 

ベンチに座って膝にかけていたひざ掛けをサッと羽織って歩き出す姿が、スマートで素敵。動作の一つ一つの美しさに見とれてしまいます。

 

最初は日傘を使うのが当たり前で、雨の日に傘は使わなかったけど、この頃は雨傘を使うのが普通になってたんですね。あ、既に絵にも描かれてるのか。

 

儀式書を辿って地下室に着いたはいいけど、そこでブラントが死んでいた理由も経緯も分からない。そこからブラントンの行動を推理するときのホームズの見開いた目の鋭さが印象的でした。

 

レイチェル、流石にまともな精神状態じゃいられないよな~。目に焼き付いていたんじゃないかな、きっと。

ホームズの言うとおり、確かにサセックスから遠く離れた場所に行ってたな。

 

 

【メモ】

ritual:(宗教的)儀式、儀式書