本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

グラナダ・ホームズ:悪魔の足

ホームズは休養のため、ワトソンにコーンワルに連れ出される。しかし、そこで待っていたのは兄妹の1人が死亡、2人が精神錯乱になっている事件だった。財産問題で家族と離れて暮らしており、1人だけ助かったモーティマーに嫌疑がかけられる。

 

 

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冒頭、馬車に揺られるホームズが一瞬、ハリーポッターのスネイプ先生に見えた。

白亜の屋敷と青い海、緑の芝に赤い花、いいですね~。美しい。

 

休暇中だけど、やっぱり事件が舞い込んでくる。名探偵は一も二もなく引き受けるのね。ワトソンは止めようとするけど、こうなったらもう止まらないですよね。

 

ワトソンと二人で事件を推理しているところへ新たな登場人物が。アフリカへの旅行を取りやめ、急遽戻ってきたスタンデール博士。この人の登場シーン、ドキッとしましたよ。ホームズに事件のことをあれこれ聞いてきます。この時点で怪しいです。スタンデール博士が帰ってきてからもう一件事件が起きます。

 

聞き込み、調査から、燃焼により発生した何らかの有毒ガスが原因ではないか、と突き止める。だけでは終わらず、検証のため実験をするとは。その結果、錯乱状態に陥りワトソンの呼びかけで正気を取り戻す。休暇中に事件を解決、どころか死にかけてるよ・・・。ところでワトソンは平気だったんですかね。

 

 

【メモ】

radix:根

pedi-:足

diabol-(母音の前では”diabolo-”):悪魔