本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

シスター 10/26

朗読劇「シスター」。ゆみこ(彩吹)さん目当てで行ったけど、一回だけじゃ全然足りない。もう一回聞きたい話だったので行ってきました。

渡辺えりさんと池田成志さんの組み合わせ。

 

当然だけど、朗読する人が変わると全然違う。

話し方も、テンポも、音楽明けのセリフのタイミングも。

同じ話を別の人の組み合わせで聞くのも面白いですね。

 

前回は話を追うので精一杯だったけど、今回は聞き逃していたセリフも捕獲。

 

渡辺さんの「姉」は、弟の方を向いたり、前のめりになったりアクションが大きい。

どちらかというと、落ち着きがない(笑)

豪快で熱い、お母さんのようでした。

水も並々と注いでて、なんていうか・・・雑。

セリフもちょっと食い気味。そして何より声の圧がすごかった。

 

成志さんの弟は冷静で頭の良さを感じる「弟」でした。

演者の見た目に影響されてるのかもしれないけど、橋本さんの「弟」より大人に感じた。

 

ラストの姉のセリフ。

渡辺さんの「もちろん」が静かで、でもはっきりと言い切っていて、じんわり響く、でも少し寂しさを感じる言い方で。

「もう会えないかもな」っていう比重が大きい感じでした。

 

ゆみこさんは「あったりまえじゃん!」みたいな言い方で、安心して前を向けるような言い方。

会えないかもしれないけど、それよりも前に進む力を与えてくれるような気がした。

 

 

そういえば、前回この本読みたいって書いたけど、演出の鈴木勝秀さんのサイトに元々の作品「シスターズ」の脚本が載ってるのね。

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よかった(´▽`)

 

また別の組み合わせで聞きたいな~。