本を片手に

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名探偵ポワロ:ABC殺人事件

ポワロの元にABCと名乗るものから「21日、アンドーヴァーで何かが起きる」と挑戦状が届いた。当日、アンドーヴァーでイニシャルがAの女性の遺体が発見される。遺体のそばには時刻表が置かれていた。

その後、B、Cとアルファベット順に殺されていく。捜査を続けるも、犯人の人物像が浮かび上がってこない。

 

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お友達のセドリック(剥製)と一緒にヘイスティングス南米から帰還。

今回はポワロも警察も犯人に挑発され、翻弄されています。

それだけ犯人の方が上手の事件でした。

 

「うぬぼれは何より嫌い」って。

ポワロさん・・・どの口が言ってるんだ。

「大丈夫ですよ、たった4分30秒遅れただけです」とか怖いし(笑)

 

ラスト、関係者みんな集めて種明かし。

「彼に若くて美しい女性を連れ出すことができると思いますか?うまくやれますか?」と、なかなか厳しいこと言ってますが、確かにそうだ。

これで事件解決!みたいになってて談笑までしてたけど、結局四人も死んでるよね。

大丈夫なんだろうか。

 

最終的にコロンを振りかけられるセドリック。

そんなセドリックにまさかのカスト氏が食いつく!

ノリノリで聞いてくれる人が現れてよかったね、ヘイスティングス

そんな二人を尻目にそ~っと部屋を出て行くポワロとジャップ警部がツボでした。