本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

名探偵ポワロ:コックを捜せ

ある朝、ヘイスティングスは新聞に掲載された事件をポワロに読んで聞かせるが、どれもポワロの興味を引かず、手持ちぶさた状態。そんな時、ポワロを尋ねて トッド夫人が事件捜査の依頼にやって来る。彼女は居なくなったコックのイライザを捜して欲しいと相談を持ちかける。渋るポワロだったが、依頼を引き受ける ことに。

 

最初のシーンが怪しく荷造りをする男の映像で

コロンボ風のスタート。

 

冒頭でヘイスティングスがポワロに聞かせている

事件の一つが今回の依頼に繋がってるのか。

 

祖母の友人って遺産残してくれるか?

相続の条件も怪しすぎるし。

畳み掛けられるて急かされると気づかないか。

欲もあるし。

 

イライザを訪ねて湖水地方へ。

やはり汚れるのが嫌いなポワロさん。

ピシッと決めて行くから~

まあ、汚れてもいいような服は持ってないだろうけど。

 

イライザを訪ねた帰りの列車での会話。

ヘイスティングス、気づくの遅い(笑)

 

トッド氏家の使用人、アニーが大活躍。

可愛らしい。

 

「些細な事件の裏に冷酷な殺人事件が隠されていた」

ことを肝に銘じるため、トッド氏からもらった

小切手を額に入れて飾ってるけど、

その後も結構選りすぐってない?

刑事コロンボ:殺意の斬れ味

裕福な起業家のカルバートは、投資で莫大な損失を与えた顧客のハワードに訴訟を起こされていた。もし、敗訴となれば他の顧客も彼を告訴し、破産は免れなかった。カルバートの妻キャサリンは、その状況を利用して夫から自由になる計画を企てる。

 

ゴミの付け方が不自然すぎ。

背中にべったり。

どうやったらあんな付き方に?

丁度怪しい瞬間の写真が撮られてるのね。

 

カルバート邸でキャサリンが席をはずした間に

チョコをくすねる警部が可愛い。

 

パトリックに偉そうに言ってる割に

法律事務所で警部の前で口を滑らせるキャサリン

ここでバレるのかと思ったけど違うのか。

 

キャサリンに目をつけた警部。

彼女に会うときに一緒に行ってくれないかと

警部に頼まれるパトリック。

何かやらかしそうで怖いな~。

まあ、断るのも怪しいのか。

 

バーニーの店で三人で会う。

ここでやっと気づいた警部。

二人を罠にかけて解決します。

 

カルバート氏は強面だけど意外と気前がいいのね。

葉巻もカッターもポンとくれる。

そして彼の切り方だと警部にはマズイらしい。

 

原題:A Trace of Murder

刑事コロンボ:奇妙な助っ人

サラブレッドの牧場を経営するグラハムは借金の返済に困る弟テディに頼まれ、レースの八百長を約束する。貸主でマフェィアとも関係があると噂されるブルーノに儲けさせ、借金を帳消しにする計画だった。しかし、彼は薬を使い、勝つべき馬を負けさせてしまう。

 

コロンボ登場・・・が、具合が悪そう。

食あたりだそう。

原因はハマグリ。

 

事件のあった夜に、ブルーノのレストランで

ネズミが出て大騒動が起こったことに

興味を示す警部。

ゴミ箱に捨てたネズミを探すのか。

警察も大変です。

 

レストランを調べた帰りに

拉致される警部。

着いたのは元マフィアの

ビンチェンゾ・フォテーリのところ。

そこの食事で出されたのが

ハマグリを使ったスープ・・・。

タイミング(笑)

 

警察が犯人を逮捕しないと

フォテーリが自分流のやり方で制裁を加える、と。

 

普段の習慣はなかなか抜けないし、

自分でも気づいてないから目が向かないんだな~。

ライターをそのまま使っていたり、

警部の前でもいつもの飲み物頼んだり、

吸殻は気づいたけど、灰までは気にしてなかったり。

 

邦題の「奇妙な助っ人」って、そういうことか。

原題もそのまま「敵だけど状況から行動を共にする人」

刑事コロンボ:死を呼ぶジグソー

ある夜、アパートに忍び込んだ男と住人が相打ちで死に、侵入犯から住人の男が持っていたと思われる写真の一片が発見された。次の日、コロンボの元を保険調査員のアーヴィングが訪れ、同様の一片を見せると、その謂われを語った。

 

アーヴィングに言われたところを探すと、

同様の写真を発見。

残りの写真を手に入れるために

潜入捜査をすることになったコロンボ

普段は持たない拳銃も携帯することに。

 

看護師に奪われたズボンの代わりに

ブラウン刑事に持ってきてもらったズボンが派手(笑)

電話を禁止されたので、他の病室に行って電話。

何の関係もない患者さんが不安になってるじゃないか。

 

次の写真を持っているジェラルディン・ファーガスンに会うためにギャラリーへ。

名前だけ聞いて何となく男性かと思ってたら

女性でビックリ。

このときのコロンボのスーツもお洒落。

 

 

今度は車の中でマフィアのボスに変装する警部。

教会でマフィアの妻の姉ルチアに話を聞く。

 

で、次はリストの残り二人。

ドロシアとコームズ。

「着替えもあるし、ドロシアの住むドヤ街だと浮かないでしょ」

ということでコロンボがドロシアに聞きに行くことに。

どこかで見たな~と思ったら

「死者のギャンブル」のドロレス役の方だ。

 

アーヴィングの彼女スージー役の女優さんが

美しくて見惚れる。

 

 

いつもとは違うテイストだけど、

色んな格好のコロンボが見れる回で楽しかった。

刑事コロンボ:恋におちたコロンボ

ロスの社交界では、ローレン・ステイトンとギャンブラーのニック・フランコとの熱愛が噂されていた。ローレンの屋敷でパーティが開催された夜、ニックはポーカーの勝負を理由に中座し、リサという若い女性と会っていた。やがて、リサとアパートに戻ったニックはある女性に射殺される。

 

誰もが振り返るような美人のローレン。

事件の捜査をしているコロンボを誘惑して

惑わす、惑わす(笑)

コロンボもテレテレ・・・

顔赤いよ~^^

 

ローレンが出先で電話中、コロンボがめっちゃ見てる(笑)

こんなに何度も電話しちゃうんだ・・・

すぐバレるのに。

 

葬儀の準備でコロンボと一緒にショッピング。

ネクタイまで買ってあげちゃうの?

さすがにコロンボも気付いてるよね。

帽子を被ったローレンの姿がすごくカッコいい!

家にあった写真もカッコよかった~

 

しかしローレンさん、毎回相手の質問に言葉被せちゃうし、

これだけで充分怪しいよな~。

まあ、無意識だろうけど。

 

コロンボは行きつけのバーでマスターに相談。

このシーン、「名探偵の食卓」で出てきたやつかな。

マスターによると、「ニックは最低のゲス野郎」だと。

 

現場での家政婦とのやりとりが面白かった。

コロンボお勧めのサンドを作ってご馳走してるし。

「ピーナッツバター+レーズン+ジャム」が美味しいらしい。

家政婦さんも気に入った様子。

 

いつもとは毛色が違った作品でした。

刑事コロンボ:影なき殺人者

弁護士のヒュー・クライトンは、内縁の妻で元ロック歌手のマーシーが昔のバンド仲間の男と浮気を繰り返していることに気付き、別れようとするが拒否され、殺害を計画する。クライトンは冷蔵庫に用意されているシャンパンに薬物を注入する。

 

今回は殺人シーンはないのね。

その前後が描かれているだけ。

 

犯人のクライトン

無敗の弁護士という設定で、裁判シーンもあったけど、

有能さがまるで感じられない。

「目を見れば~」とか言うだけで確たるものが何もない。

大丈夫か、この人。

 

意味不明な仕事を頼まれたクライトンの秘書トリッシュ

すぐに状況を把握。

それをネタにクライトンを脅迫して

昇進と結婚を認めさせる。

 

そりゃそうだ。

共犯者でもないのに謎の依頼して、

「内縁の妻が殺されました」

って聞いたら一瞬で全部バレるのに。

・・・でも、こんな人と結婚したいか?

 

ビーチハウスの庭師が日本人。

安藤さんらしい。

ここ、字幕でも見たいな。

 

ワインのコルクからクライトンが犯人だと断定する警部。

が、クライトンのアリバイが証明される。

 

写真をお面にしてスピード違反とは。

怖っ!

何度も写真を見て、鼻の下に影がないことに気づく。

よう見つけたな~。

それでこの邦題なのね。

 

アリバイトリックが意味不明な話でした。

刑事コロンボ:死者のギャンブル

多額の借金返済を迫られていたギャンブル狂のハロルドは、フットボールチームのオーナーである叔父ビッグ・フレッドを頼るが拒絶されてしまう。夫人のドロレスからも援助を得られなかった彼は、遺産を狙って叔父の殺害を計画する。

 

今回の主人公はギャンブラーで借金漬けの

全く信用できない人。

「信じてくれよ」とか言われてもね~。

 

ハロルドに「無茶しないで」って言ったときに

思いついたのかな。

 

奥さんのドロレスと家に行くと

フレッドのロールスロイスコロンボが。

そりゃハロルド焦るわ。

フレッドの死因は別だし、

仕掛けた爆弾回収したいし。

 

庭師のフェルナンドが~

気のいい人みたいだったし、残念。

何の関係もないのに。

 

ドロレスの「お黙り」の言い方と

コロンボに疑いをかけられたときの目力

の迫力がすごい。

 

原題:A bird in the hand

確実な物、掌中にあるもの

 

A bird in the hand is worth two in the bush.

(手中にある1羽は藪の中の2羽の価値がある)

ということわざから。