本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

名探偵ポワロ:アクロイド殺人事件

ポワロは探偵を引退し、キングズ・アボット村で畑仕事をしている。ある日、友人で資産家のアクロイドが書斎で死んでいるのが発見された。警察は養子のラルフを疑ったため、ラルフの婚約者フローラはポワロに捜査を依頼する。

引退を理由に断るが、警察署でジャップ警部と再会。手伝って欲しいと言われ、捜査を始める。

 

 

 

✩✩✩✩

今回は犯人の手記をポワロがナレーションしていく、という一味違った手法です。

 

ジャップ警部との再会。子供のように喜ぶポワロが可愛いです。

ジャップ警部、フランス式のビズは嫌らしい(笑)

どのくらい時間が経っているのだろうか。

村に来て1年と言ってたから、引退してから少なくとも1年は経ってるようですね。

手をかけて育てた冬瓜が普通の大きさまでで成長をやめることに腹を立て、とりゃーっと投げるのが面白かった。

 

当時の紙幣でかいね。かなり目立つ。

 

引退しても完璧主義、綺麗好きは変わらないようです。

袖口のシミを気にしたり、人の家の置物の位置を直したり、椅子をキッチリ並べたり・・・。

人間、そう簡単には変わらないですね。

村での生活でもスーツで正装してますし。

 

嫉妬、欲望、憎悪、嘘・・・。

30年間ずっと人間の裏側を見続けてきたポワロ。

だからこそ、引退後は静かな田舎でゆっくり暮らしたいと思っていたのでしょうね。

でも、それは田舎でも都会でも変わらずそこに在る。

田舎でも事件に関わって気づいたようです。

 

【メモ】

書斎:study

東屋:summerhouse