本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

名探偵ポワロ:ひらいたトランプ

謎の多い資産家シェイタナが主催するディナーに招待されたポワロ。食後、2組に別れてブリッジをすることになるが、シェイタナは参加せずブランデーを飲んでいた。夜も更け、それぞれが帰ろうとすると、ナイフで胸を突かれて死んでいるシェイタナが発見される。

 

 

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シェイタナは犯罪芸術を集めてる人なんですね。ディナーに呼ばれたのは捜査関係者、または事件関係者。なので、それぞれの過去の殺人事件が出てきます。

 

ブリッジのルール、イマイチよく分からん。ブリッジの結果を元に推理を展開していくので、知ってたらもっと楽しかったかも。スコアとか言われても、何言ってるのかサッパリでした・・・。

 

ホストのシェイタナさん、生に執着がなく病んでたようで、究極のスリルを選んで自分を殺させるって。だから睡眠薬は自分で飲んだのね。計画的な殺人に見せかけるって、どんな嗜好の人だ・・・。

他の人にもいろいろありすぎて、結局なんで殺されたのかがスルッと頭から抜け落ちてしまう。

 

罠を仕掛けるためにストッキングを買いに行くシーンは好きです。繊細で高価なストッキングを大量に買うポワロさんに、「なんて幸せなご婦人でしょう!」と喜ぶ店員さんも可愛くて好き。でも、ストッキング買ってもちょっと爪に引っかかっただけで伝線するの、どうにかならないかな。開ける時から爪引っ掛けそうで怖いのよね~。

 

 

【メモ】

ゲージ(gauge):針数。ニット製品の網目の細かさを表す単位。表記は”needle”の”N”。

語源はアングロノルマン語で「計量ざお」