本を片手に

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名探偵ポワロ:誘拐された総理大臣

パリでの会議に向かうイギリス首相が狙撃された。一命はとりとめたが、その後誘拐されてしまう。会議まであと32時間。ジャップ警部の推薦により、政府からポワロに捜査の依頼が来る。

 

 

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仕立て屋で「去年より胴回りが1センチ大きくなってる」に対して「巻尺がおかしい」と言い返すとか、フィングラー氏に「あまりズケズケ言わない方がいいですよ」とか。相変わらずのポワロ節。

ラストで仮縫いのために店を再訪したときの会話とポワロの顔も面白い。

事件よりもフィングラー氏の相手の方が大変なようです。

 

大事な仕事、尾行をヘイスティングスに頼むのか~、大丈夫かな。

とか思ってたら案の定、まかれてるし。

やっぱりジャップ警部率いる警察に任せたほうがいいよね。

 

一方、ここでお手柄だったのはミス・レモン。

以前新聞記事になってたダニエルズ夫人の父親の伯爵の館を覚えてました。

すごいな。名前、全然違ったけど(笑)

 

ラストの追い詰めるところ、「アイルランドのためにできること」と言って塔の上で拳銃自殺ってなんだ。よくわからん。

 

ポワロがサクサク進める捜査が全く理解できないヘイスティングスジャップ警部、サー・バーナード。

フランスで誘拐されたと思ってるサー・バーナードはイギリスを一歩もでないポワロにイライラしてます。

警部と事務次官なのに、この人たち大丈夫かなと不安になる話でした。