本を片手に

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名探偵ポワロ:砂に書かれた三角形

休暇でロードス島へ来たポワロ。

同じホテルに泊まっていたチャントリー夫妻とゴールド夫妻が、食事の席で険悪なムードになる。

その後、和解するが、チャントリーの酒を飲んだバレンタイン・チャントリーが死亡する。

容疑者としてダグラス・ゴールドが捕まるが、彼は無実を訴える。

ポワロは1人捜査を開始する。

 

 

 

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今回はミス・レモンもヘイスティングスジャップ警部も出てきません。

休暇でそれぞれの時間を楽しんでます。

島で出会った女性を相棒に事件の真相を解き明かします。

 

なかなか大きなマンションですが、ドアマンは住人全員把握しているのでしょうか。

ポワロの部屋には休暇で誰もいないことも、3人の滞在先も知っていることが驚きでした。

 

ポワロが出国審査で引っかかったのは、「何かが起こったから、ちょっとお力を・・・」と思いきやスパイ容疑をかけられたからでした。

それで足止めされたから、今回の事件の捜査をすることになったんですけどね。

 

ポワロが泊まったホテルの調度品が美しい。

フロントのカウンターや部屋のドアの緑が、目にも鮮やかで印象的でした。

 

リゾート地は映像で見てるだけでもワクワクします。

女性陣は遠出するのにもワンピースにハイヒールで大変そう。

岩山に登るのにも綺麗な格好しなきゃいけないのか・・・。

 

2組の夫婦の三角関係。

派手で美しいバレンタインと夫、バレンタインに興味を持つダグラスの三角関係かと思いきや、実は・・・。

しかし、チャントリーに惹かれる理由がよくわからん。

 

結局ポワロはどこに行っても、ただの休暇にはならないのね。