本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

誕生日ケーキには最強のふたり/ジュリー・ハイジー

今回の業務は異例中の異例。総料理長のオリーは本業の厨房での仕事だけでなく、大統領夫人が催す誕生日パーティの準備係に任命された。会場選びから手伝うことになったのだ。それも、犬猿の仲の式次室長のピーターと共に。文句を言いつつも仕方なく2人で会場の下見に行くと、そこにあったのは秘書官の死体。それ以来、2人は何者かに命を狙われるようになった。

 

 

✩✩✩✩

自分から首を突っ込まなくても命を狙われるのね。

 

いつもは皮肉屋のピーターも、今回ばかりは弱気ですね。まあ、あんな状況に陥ったらね。憔悴しきってます。

個人的な感情を差し挟まずに、ピーターに寄り添えるオリーをすごいと思った。私だったらシアンやバッキーみたいな反応するかもしれない。「それはそれ、これはこれ」と切り離して考えられるだろうか・・・。

 

相変わらずいけ好かないヴァージルにビシッと言い放ったオリーが素敵だった。この辺のやり取りはザワザワします。

内部の情報をあれこれ軽~くペラペラ喋っちゃってますが、この人はこのまま雇われてて大丈夫なんでしょうか。不安にしかならない。

 

プライベートの方ではギャヴとの仲も進展があったようだし、ラストのピーターの行動も含めて今後も楽しみ♪