本を片手に

主に本、映画、舞台の感想

名探偵ポワロ:雲をつかむ死

ポワロもミス・マープルも、だいぶ前に見てたネロ・ウルフとかも

実はドラマは気付いたときに見てるけど、原作は一切読んでいない。

なので、原作と比較して~とかではなく純粋にドラマ版の感想を。

今までに見たやつもこれから少しづつ更新していく予定。

 

パリでテニス観戦を終え、知り合った著名人たちとロンドンへの帰途につくポワロ。乗り合わせた機内に黄蜂が飛び回り、やっと殺したが、後部席の婦人が首に黄蜂の毒針跡を残して息絶えていた。大空の旅客機という密室で起きた事件にポワロが捜査を開始する。 

 

飛行機に乗っても事件に遭遇するポワロ。

ただ、ポワロが寝ている間の犯行で、事件について何も言及できない。

今回はスチュワーデスを助手にして調査を開始。

なかなか優秀な助手だったようで。

何かときれいなマダムと出歩くことが多いな。

 

この時代の男子テニスのユニフォームはシャツ、長ズボンで仕事中みたいな服で試合するのね。

動きやすいのかな。

ポワロが使ってる道具がいちいちオシャレでそういうのを探しながら見るのも面白い。

テニス観戦のときに使ってるステッキは望遠鏡付き。

舞台鑑賞のときとかにも使ってるね。

 

機内ではそこに荷物置いてるのねとか、警察のオフィスとか、知らない時代のものは文字で読むのも楽しいけど、映像で見ると雰囲気が掴めて分かりやすい。

 

乗客の手荷物検査で「これ犯行に使えるよな~」とか思ってたら本当にそうだった。

飛行機内で本当に吹き矢で殺せるか確認する場面で、実際に試してみて乗客に奇異な目で見られるポワロが面白い。

 

面白いといえば、イギリス警察vsフランス警察の構図も。

ジャップ警部に電話からデスクから乗っ取られて

お互いに容疑者に逃げられたね、とかあいつらは使えないとか。

 

最後、種明かしの時に出てきた冒頭のシーンを見て、

そういえば、こんなシーンあったな。すっかり忘れてたよ。

だから顔までは映ってなかったのか。なるほどね~。

確かにどこかで見たことある顔な気がしたけど、思い出せなかった。

あのシーンもこのシーンも、映ってるような映ってないような感じで。

ただあの吹き矢、さすがにこれはバレるだろ~。あ、成功しちゃうんだ・・・

とは思ったけど。

 

事件解決後、いつ頃から疑っていたのか、とか

せっかくだからフランス料理でも食べよう、とか

ジャップ警部とポワロの会話がドロドロした殺人事件の雰囲気を和ませてくれていい。

 

しかし、読みたい本も見たいドラマも観たい舞台も多すぎる。

まあ、それが楽しいのだけれど。